安瀬雅俊 絵画展
at 庭文庫の奥の廊下ギャラリー
10月16日(土)から、11月15日(月)まで。
入場無料 ※庭文庫開店の時間(金土日月13:00-18:00に見られます)
出逢ったのは東京にある「楽ちん堂」という場所でのことでした。彼がいました。彼は、芥川賞作家で、演劇を長らくなされている、私の尊敬する方のひとりであられる、山下澄人さんのもとで、「ゴロン」という演劇をやっておられました。「ゴロン」のことが気になった私はかの「楽ちん堂」へと出向いて、そこで彼のことを見知りました。
安瀬雅俊さん。素敵な風合のある姿かたちをした方だなぁ、と、その日、彼のことが気になりました。
Twitterをフォローしあってくださり、彼が描く日々の営みとしての絵を、ぼうやり、と、眺めていました。
人の顔をよく描かれる安瀬さんの絵には、描く悦びが、爆発しているように感じられました。
ある日のこと、安瀬さんが突然庭文庫に遊びに来てくださって、「あ、あの、安瀬さん」と思いました。彼は今では山梨県で野菜を運ぶ仕事をしておられるそうですが、経歴をこのあいだ、電話でお聞きしたら、とても、とても、おもしろい経歴で、私とみきてぃは、笑いました。
そんな安瀬さんが、庭文庫で、これまでに描きためてきた絵たちの発表会をしたいと言ってくださいました。
はじめには、私のほうから、「ぜひ、そのうちに、やってくださいよ」とお声がけさせていただいていたのですが、こんなにも早く実現することになるとは思わず、すこしだけ、驚いていますが、楽しみでたのしみでいます。
「自分が楽になるように、描く」と、前に安瀬さんは、私にそうぽつんとつぶやきました。私は、それが、ああ、うんうん、と思えました。
人が描く、ということは、いったい、どういうことなのか。
人は、なぜ、絵を描くのだろうか。
それも、人の顔を。
絵の具で、
何べんも、何べんも、
描く。
彼には彼の生きられる自然があるのでしょう。
そこに現われるものたちには、人を描くという行いを超えた、なにかの営まれが、うまれている、と、私には、思われてしかたがないのです。
描くことの不思議にふれる。
よかったら、観に来てほしい、と、思います。
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