【7/28(金)〜8/7(月)】熊谷隼人 巨きな絵の巡回展「風の舟〜庭文庫編〜」

長野での展示を終え、7/28(金)から絵の展示をしてくれるくまさん とゆうりさんが巨きな絵をたずさえて庭文庫へ来てくれました。

展示期間中は自由に絵を見てもらうことができます。

7/30(日), 8/5(土) には「OUR songs 一枚の紙にみんなで描く」という、みんなで一枚の紙に絵を描くイベントを、店が開いている時間は随時開催予定。(参加費:大人ひとり¥1,000(内¥500は店内にてドリンクチケットとして利用可)/小学生以下の方はドリンチケットなしで¥参加費500です。)

8/6(日)15:30〜より、ギャラリートーク『根をもつことと翼を持つこと』(話し手:熊谷隼人 聞き手:庭文庫 百瀬雄太)参加費:無料も予定しています。

今回展示してくれる絵以外にも、購入可能な小さな絵も展示します。

本当に暑い日が続いていますが、巨きな巨きな紙があわさることでまるで動物の皮のようになった紙に描かれた絵を、見に、ぜひ遊びに来てください(みき)

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▼くまさんより、今回の展示に関しての詳細

庭文庫での展示。かつてなく自由に、ぼうぼうと、絵が広がっていく日々となりそうです。

「風の舟 〜庭文庫編〜」�7/28(金)〜8/7(月)
13:00~18:00
場所:庭文庫 @niwabunko
岐阜県恵那市笠置町河合1462-3

【展示内容】
・巨きな絵「はじまりの灯」の屋内展示
  (日によっては屋外展示の可能性もあり)
・その他作品の展示、物販

【催し】
・OUR songs 一枚の紙にみんなで描く
7/30(日), 8/5(土) 13時〜開催
参加費:¥1,000
(内¥500は店内にてドリンクチケットとして利用可)
※汚れてもよい格好だと◎
※外での開催を予定していますので、涼しい格好で帽子や水筒などもご持参いただくことがおすすめです。

・ギャラリートーク『根をもつことと翼を持つこと』
8/6(日)15:30〜
話し手:熊谷隼人 聞き手:庭文庫 百瀬雄太
参加費:無料

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庭文庫は、一言ではとてもいい表せない不思議な、けれど自分にとっては他ならぬ場所のひとつ。
築100年以上前の古民家に、今昔さまざまな本が部屋のあちこちに置かれたり、積まれたりしている本屋(最近は宿屋もはじめた)。
よくいいレコードがかかっている。そしてここには、いい意味で店主然とせずに居(お)る、ももせさんとみきさんの存在があります。

ももせさんは、まるで猫みたいに庭文庫を遊動しながら、ギターを弾く。うたう。
みきさんもそのへんで、麦ちゃんと笑っている。
ふと流れる庭文庫のインスタの投稿には、今日は畳で寝ているひとがいてうつくしかった、とか書かれている。
「こうあるべきだ」「こうならねばならぬ」そんな態度が丸きりほどかれてしまうような、どこまでも寛いだ場所。

庭文庫を初めて訪れたのは2019年、いまから約4年前のこと。
おふたりと出会った回数は指で数えられる位なのに、まるで昔から遊んでいた幼馴染であるかのような感覚が、どこかにずっとあります。

ももせさんとは2017年にWEBマガジン「アパートメント」の連載をとおしてゆるやかに繋がり、そのさらに前には吉祥寺でほとんど同時期に同じ喫茶に通っていたらしく、なんだか似たような星のもとにある気がしています。
ももせさんの音楽は、木と、鳥と、虫と、猫と、机と、畳と、そして空と、とけあっている。
綴る言葉は、ももせさんがうたううたそのもののように生えてゆく。
時折描く絵は、植物がその感官を内から外へ翻したかのように、むきだしになっている。
凄いひとだ、と思います。

そんなももせさんと共に庭文庫をつくったみきさんもまた、凄いひとだと思います。
ももせさんだけでなくみきさんがいるからこそ、庭文庫は庭文庫になるのだと思う。
僕はみきさんの描く文章が好きで、時折ついnoteを読みたくなってこっそり読んでしまいます。
恵那を出る時のみきさんのあまりにあっけらかんとした「バイバーイ」は、思い出すたびなんとも心地がいい。

そう、庭文庫はこんな風に徒然と書きたくなるような魅惑に溢れている。
いわゆる展示、になるかどうかも正直よくわからない自分がいるのだけど、ぜひこの場所での展示、にお越しいただけると嬉しいです。
きっと絵はよろこんでいると思う。
期間中に宿泊される方、よろしければ夜な夜なお話でもしましょう。楽しみにお待ちしています。

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▼百瀬雄太より

 熊さんは、ほんとうに、誇れる友人です。僕が誇っても仕方がないのだけれども。でも、ああして、ほんとうに切実に、誠実に、生きる道としての絵を生きておられること、素晴らしいと思うのです。絵を描く人ならば、この世にはごまんといる。けれども、絵で生きるとか、画家であるというアイデンティティの問題でなく、彼は絵を生きている。存在に向き合い、存在の祭りのなかへとひた走る。風のように。

 風の舟。

 ぜひ遊びにいらしてください。

 ももせ

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