13日(金)から、30日(月)まで、最近なにかといろんなものを庭文庫に展いてくれているやまだくんの、初の個展を、開催する運びとなりました。おめでとう、やまだくん。
展示の題名は、『Flower 絵と文と音楽』とのことです。
最近、やまだくんの、『たねを蒔く/種を蒔く』の販売をしていますが、このたび、お花。やまだくんがこれまでに蒔いてきたたねたちや、いや、たね/種は、もうそれ自体が、〈花〉なんだと、思います。それは、やまだくんという自然からうまれた、作品たちであり、作品とは、もうすでにして、〈花〉だから。
やまだくんが作ってきたものは、たとえ、だれかにふれることがなくても、もう咲いている、〈花〉。
けれど、それは、展かれて、だれかのもとに届くならば、きっと、その〈花〉自体が〈種〉となり、まただれか別の人の生に植わり、そこで、生える。
植えたものと生えたものは、言葉では二分されるけれども、ある〈種〉が別の土で生える時、それは、その〈種〉と共にある様々な土壌の養分や、陽の翳り具合や、結合や、変形や変換がなされ、独自の〈花〉を咲かせることに、なるでしょう。
だれの、どんな自然体のうえで、どんなものが共に生えるだろう。咲くだろう。…
そう、想像することは、とても、たのしい。
絵と、文と、音楽。それぞれのメディアを通じて生えるものは、それぞれに違うけれど、それが生える、やまだひろむという生の場所がある。
それが在るからこそ生えるものたちがいる。〈花〉が〈種〉に成る。それはもう自然の循環である。贈与である。その贈与からお金もうまれる。自然なお金の発生のしかたが、そこにはあるのではないかな。
やまだくんの個展。
ぜひ、観にきてほしいです。
3週間に渡り開催されますので、どうぞ、今のうちに、予定を空けておいてください。
よろしくお願いいたします。
ももせ
・場所 庭文庫 岐阜県恵那市笠置町河合1462-3 https://maps.app.goo.gl/6Ed4WFrcue7V4CPX8
・観覧料 無料 お気軽にふらりときてね