投稿者名:niwabunko

借りる店舗が決定しました!

2018年4月28日(土)岐阜県恵那市笠置町1462-3で実店舗OPENします! こういうイベントもするよ! 良かったら来てね。 【12月10日】一緒に古民家をお掃除しませんか?|古民家を”泊まれる古本屋&# […]

草木の一生

二年前の夏、長野の上高地を訪れた。前の晩降った雨が嘘のように、静かな小川と高い空の間を歩いた。水辺に草木が揺れていた。唐突に、「木になりたい」と漏らす当時の恋人の憧れがわかったような気持がした。 草木は、人を喜ばそうとは […]

文化のかおり

この前の土曜日、ジャズライブを見に行った。心身から湧き上がる音とガラス戸の向こうの緑とあたたかな古い電球。もう三日も前のことなのに、うまく感想を言うことができない。本当に好きなものの理由は言えない。ドラムの後ろに荒野に沈 […]

意味の向こう

雨が降っている。昼は春の風が吹いて、マフラーもコートもいらなかった。日本語には雨の名前がいくつもあるという。わたしははそれらを知らない。 言葉があるから感じ取れることがある、と教えてくれた本はジョージ・オーウェル『198 […]

この一冊:『ねこはしる』工藤直子

『ねこはしる』工藤直子 動物や木々が人間以上に慈しみを持っていると感じている人は少なくないかもしれない。工藤直子さんも、きっとそういう人のひとりだ。 慈しみと書くと、慈愛の精神のようにおもってしまうけれど、それは自他の境 […]

詩は乗り物

詩が好きだ。 でも、いまいちなんで好きかはよくわからない。 嫌いなことを説明するのは簡単だ。新宿は人が多すぎて苦手だし、夜の森は幽霊が出そうできらい。ジェットコースターは、死んでしまうんじゃないかという恐怖ばかりあって絶 […]

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